キットカット、イシダの紙包装で脱プラスチックへ!

紙パッケージの「キットカット」の包装にはイシダの包装機が使われている

【京都】イシダ(京都市左京区、石田隆英社長、075・771・4141)は、菓子類などの食品包装に紙材の活用を提案する。主流のプラスチック包装材と、環境負荷が低い紙材の両方に対応した縦ピロー包装機を近く標準品として販売する。マイクロプラスチックによる海洋汚染の深刻化を踏まえ、身近な包装材を紙に変更できるようにして、脱プラスチックを後押ししたい考えだ。  ネスレ日本(神戸市中央区)がチョコレート菓子「キットカット」の主力製品について、今秋出荷分から外袋を紙パッケージに変更し、世界から注目されている。この取り組みでイシダは包装機を担当。プラスチック包装材向けの従来機を大幅改良した。改良機を縦ピロー包装機「インスパイア」の標準品とし、国内外で展開する。  イシダは食品や小売り向け計量・包装関連機器メーカーで世界2位。組み合わせ計量機などの多様な製品を手がけ、縦ピロー包装機の売り上げは年50億円規模で世界首位という。両包装材対応の標準品の価格は、従来機とほぼ同等に抑える。  プラスチック包装材と比べて紙は伸びにくく、装置へのセット時やテンションをかけた時、内部で引っかかった時などに破れやすい。菓子などの内容物は上部から内容量だけ落として閉じる。紙の場合、入れ方を工夫しないとシール部分が内容物をかみ込む不具合が起きやすい。  そこで同社は紙とプラスチックの両方に対応するため、基幹部品を改良した。装置内部の突起部を無くす工夫も加え、ある程度薄い紙でも包装できるようにしている。

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