開催中シーテックから垣間見える超スマート社会

モニターで確認しながら手術をイメージした細かな作業を体験できる(ソニー)

 CEATEC(シーテック)2019では、来場者が超スマート社会「ソサエティー5・0」の将来像や、その実現を支える技術を体験できる機会を数多く用意した。出展企業の業界の幅が広がり、学生の来場者数も増えている中で、自社の強みをより分かりやすく伝えることが各社に求められている。  6年ぶりの出展となるソニーは、医療やライフサイエンス向けの機器・ソリューションを展示。4K3次元(3D)手術用顕微鏡を使ったデモンストレーションでは、腫瘍に見立てた微小なビーズを脳の模型内から取り出す体験ができる。  医療やライフサイエンス分野は、今後の成長に期待がかかる分野。裏面照射型画素構造の相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサーや信号処理技術など、コンシューマー向けや放送業界向けの製品・サービスで培った高い技術力を広くアピールし、成長の糸口を探る。  三菱電機は、拡張現実(AR)技術を活用した「空中しゃべり描きアプリ」を出展。スマートフォンのマイクに向かって話した後に画面をなぞると、話した内容が指の軌跡に沿って画面上に表示され、空中に立体的な文字が浮かんでいるような表現ができる。円滑なコミュニケーションや、工場・インフラの管理などに活用を見込む。  印刷大手2社は、仮想現実(VR)を活用したサービスを展示。大日本印刷は、自動車の販売店をイメージしたスペースを設置して、遠隔操作のVRキャラクターや3Dコンピューターグラフィックス(CG)を駆使しながら来場者を接客する。凸版印刷は、アニメーションの中に入り込むような体験ができるVRコンテンツを出展した。  スマートライフの分野では、家電や住空間が利用者の“パートナー”となる将来像が各所で紹介されている。シャープは、スマホや他社のサービスと連携できる家電を出展。起動時に天気や洗い方のこつを話す洗濯機や、スケジュール管理のアプリケーション(応用ソフト)と連動するテレビなどで利用者の生活をサポートする。  不動産に関連した技術コンサルティングのアクセルラボ(東京都渋谷区)は、専用の体重計と連動するスマートミラーを参考出展した。2030年の住空間「未来住宅3・0」のデモンストレーションも実施。人工知能(AI)や電力線搬送通信(PLC)を活用した生活スタイルを、来場者がより具体的にイメージできる仕掛けを用意した。 <関連記事> ● ~メディアと一緒に語ろう!5G・モビリティで変わる電子部品の未来~  CEATEC2019の会場において、「ニュースイッチ」が主催するセミナーを開催することとなりました。日本の産業でも競争力の高い電子部品業界にフォーカスを当て、パネリストには最新技術動向やビジネス展開などを語っていただく予定で、電子部品業界のなかでもリーダー的企業3社のご登壇を予定しております。 <パネリスト> ●京セラ株式会社 研究開発本部 コミュニケーションシステム研究開発部 部長 福島 勝 氏 ●アルプスアルパイン株式会社 Tプロジェクト プロジェクトマネージャー 齊藤 克哉 氏 ●タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 データアンドデバイス(Data & Devices) アドバンスド テクノロジー シニアディ レクター 白井 浩史 氏 <モデレーター> ●日刊工業新聞社 デジタルメディア局 局長 明 豊 <開催概要> 日時:10月17日(木)15時00分~16時30分 会場:幕張メッセ 会議棟102会議室 定員:150名 ◆

続きを読む

関連する記事はこちら

特集