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【国内初】ロボトラクターで走行実験、5G遠隔監視で自動運転

【国内初】ロボトラクターで走行実験、5G遠隔監視で自動運転

公道から農地に向かうロボットトラクター

 北海道大学と北海道岩見沢市、NTTグループは、岩見沢市で第5世代通信(5G)を使ったロボットトラクターの公道での走行実験を実施した。5Gによるロボットトラクターの無人公道走行実験は国内初。遠隔監視により、トラクターが自動運転できるシステムを確立し、スマート農業の普及につなげる。

 走行実験では、一般車両を通行止めにし、ロボットトラクターが公道を数百メートル走って農地を移動した。

 5Gを使うと高速通信できるため、緊急時には遠隔地からの信号でも素早く反応してロボットトラクターが停止する。現在ロボットトラクターの運行には目視して監視することが必要になっている。

 また4台のロボットトラクターにカメラを搭載し、5Gで作業状況を同時送信する実験も実施。モニターには鮮明な映像が映し出された。
日刊工業新聞2019年10月16日

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