「三菱スペースジェット」がカナダに拠点を作る理由

「M90」型式証明取得を補助

三菱スペースジェット(三菱航空機提供)

 三菱航空機はカナダ・ケベック州モントリオールに設計・開発の補助拠点を設置する。2020年半ばに初号機の納入を目指す90席級の三菱スペースジェット「M90」の型式証明取得に向け、日本を含む各国の航空局に提出する証明書類など文書作成の補助的業務を行う。  カナダの拠点となる「スペースジェット・モントリオール・センター」では、100人超の雇用を計画。年内に稼働する。  ケベック州は民間航空発祥の地とされ、航空機大手ボンバルディアもモントリオールに本社を置く。同社が航空機事業から撤退することもあり、優秀な人材を獲得できる可能性が高い地域である上、カナダ出身社員の福利厚生も兼ねて拠点先に選んだという。  三菱航空機は今年に入り、米ワシントン州レントンに米国本社を設置した。米国本社の水谷久和社長は「(カナダ拠点設置により)グローバル市場を持つ日本企業として強固なグローバルプレゼンスを構築していきたい」と話す。

続きを読む

関連する記事はこちら

特集