スメハラ撲滅?!体臭を見える化する測定キットの中身

郵送後、1カ月で分析内容・対策方法が届く

Tシャツと臭気物質吸着剤の郵送キット

 オドレート(埼玉県和光市、石田翔太社長)は、Tシャツと臭気物質吸着剤の郵送キットを用いて体臭を見える化し、ケア方法などを提供する事業に乗り出した。分析化学を専門とする大学教員や臭気判定士らが参画し、感覚と数値の両面で体臭を分析。測定結果とケア方法を利用者に提供する。2020年9月までに1000個の販売を目指す。  利用者はTシャツと臭気物質吸着剤である活性炭素を服の内側に身に着けて1日を過ごす。それらを郵送すると、同社が約1カ月後に結果や対策方法を送る。シャツのにおいは人間が嗅いで「動物のような」「酸っぱい」など数十種類に分類する。そのほか、右脇や胸元など部位ごとのにおいも判定し、強度や不快度を5段階で評価する。  数値分析はにおいを捕集した活性炭素を用いる。島津製作所のガスクロマトグラフ質量分析計を使用し、加齢臭のノネナールや足臭のイソ吉草酸など40種類程度の原因物質の量を10段階で評価する。  キットの価格は送料・消費税込みで1万5000円。すでに販売を開始しており、利用者は男女半々でボリューム層は30―40代。石田社長は「利用者のうち6、7割は臭くない。実際は臭くなくても、自分の体臭を気にする人は多い」という。  現在はBツーC(対消費者)が主力だが、今後はBツーB(企業間)の開拓も目指す。近年はにおいで周囲を不快にする「スメルハラスメント」が話題となっており、企業の福利厚生の一環としての利用も想定。結果シートの充実化やコストダウンも進める。

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