移調も簡単なデジタル楽譜

大日印が販売 

ミューズクラウドの利用イメージ

 大日本印刷は楽譜のデジタル販売を始めた。タブレット端末上で楽譜の移調を簡単にできるアプリケーション(応用ソフト)などのサービスを提供して、デジタル楽譜の流通チャネルを構築する。2022年までに6億円の売り上げを目指す。  デジタル楽譜が流通する仕組みを確立することで、演奏者の利便性向上と出版社の販売機会の損失防止を図る。楽譜は1部をコピーして複数人で使用するケースも多く、拡販の障害になっていた。利用者の観点でも、海外の出版社からの取り寄せに時間がかかったり、演奏する楽器に応じて原曲から音域を変更する移調の作業に手間がかかったりする課題があった。  電子楽譜活用アプリ「ミューズクラウド」を中心に流通体制を確立する。同アプリでは、簡単な操作で移調した楽譜を表示、管理できる。今後は楽譜への書き込み機能も追加予定。利用料は無料。  アプリ内で使用する楽譜は、ピクシブ(東京都渋谷区)が運営する創作物販売サイト「ブース」の楽譜販売ページで販売している。現時点で約150タイトルをそろえており、年内に1000タイトルまでの拡大を目指す。今冬には大日印の書籍販売サイト「ホント」でも楽譜の販売を開始する予定。  紙の楽譜の需要にも対応。1冊から提供できる、楽譜の受注印刷サービスも展開する。

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