外資系スタートアップ支援が関西で本格活動する理由とは?

東京で行われた前回のスタートアップワールドカップ日本予選(ペガサス・テック・ベンチャーズ提供)

 外資系スタートアップ支援企業が関西で活動を本格化している。コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の米ペガサス・テック・ベンチャーズは投資賞金1億円のスタートアップ向けピッチイベントの予選会を2020年2月に初めて大阪市で開く。アクセラレーターの米プラグアンドプレイは京都市に拠点を設置したほか、シェアオフィスの米ウィーワークは11月に神戸市に新拠点を開く。(大城麻木乃)  ペガサスは20年5月に米国で開催する第4回の「スタートアップワールドカップ」の日本予選として、東京と九州に加え、新たに大阪市で予選会を開く。「大阪市から熱心な誘いがあった」(アニス・ウッザマン最高経営責任者=CEO)とし、同市と連携してイベントを盛り上げる。会場は大阪ナレッジシアター(大阪市北区)を予定。第4回の「スタートアップワールドカップ」には東京と大阪で選出の各スタートアップが出場できる。  20年の同イベントの決勝戦に向けては、約50カ国・地域の3万―4万社のスタートアップから地域予選への参加申し込みがある見通しという。同社はこうした企業のデータから「優れたスタートアップの発掘につなげる」(ウッザマンCEO)。  プラグアンドプレイは、電通が7月に開設した京都・四条烏丸のイノベーション支援拠点「engawaKYOTO」に、東京に次ぐオフィスを設置した。日本法人のフィリップ・ヴィンセント社長は関西に拠点を設けた理由について「京大をはじめ、優秀な学生が多い。起業のポテンシャルが高い」と語る。ハードテック(モノづくり技術)やヘルスケアをテーマに、事業計画の策定や資金調達の手法などを起業家に教える3カ月間のプログラムを提供する。  ウィーワークは11月に、日本で6カ所目となるオフィスを三宮プラザイースト(神戸市中央区)に開設する。3フロアに約700デスクを提供する予定だ。神戸市は外資系企業の参入やスタートアップの多さに加え、科学技術面での研究開発が盛んなことから進出を決めたという。  神戸市とともにビジネス支援プログラムも提供。ウィーワークの割引と同市の補助金により、支援対象となった企業は最大55%優遇された価格で入居できるとしている。

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