韓国の日本製鉄スクラップの検査、さらに対象が広がる可能性も

放射線に加えダストや飛散粉じんも、事業者“困惑顔”

7月時点でも28万トンが日本から輸出(写真はイメージ)

 日韓関係の悪化に伴い、国内の鉄スクラップ業者に新たな懸念が膨らんできた。韓国による日本産鉄スクラップの放射線検査厳格化について、「鉄スクラップ荷役で発生するダストや飛散粉じんも検査対象になる可能性がある」という。すでに行われている全数検査に加え、これが現実化した場合、荷下ろし時間が現状に比べてさらに遅れ、事業者の手間やコストなど負担が増すことなる。  現時点で、日本から輸入された鉄スクラップは全数検査が実施され、すでに荷下ろしに遅れが発生し、関係者は困惑顔だ。ただ輸入鉄スクラップから基準値以上の放射線は検出されておらず、7月時点でも28万トンが日本から輸出。先週の韓国鉄鋼メーカーとの商談でも、日本産鉄スクラップが10万トン弱が成約している。  「韓国が現在の検査では思う通りの結果にならないと考え、次の手に出る」(国内の鉄スクラップ関係者)との懸念が広がっている。これまで以上の規制強化は国内市況に影響を及ぼしかねないリスクがある中、日韓関係は改善に向かう糸口さえ見つからない。  一方、韓国筋からもロシアや米国に代替してもコスト高につながるとの声が上がっているようだ。

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