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女性の管理職意向、子どもが成長するに従い回復。高校・大学では23.7%

 パーソル総合研究所(東京都港区、渋谷和久社長、03・6385・6888)は、女性の管理職意向は子どもの年齢とともに回復するとの調査をまとめた。管理職として働きたい子どもを持つ女性の割合は出産前が19.6%なのに対し、3歳未満の子どもがいる時には7.7%まで下がる。しかし、子どもの年齢が高くなるにつれ復調し、子どもが高校―大学では23.7%に達した。小さい子どもの世話が管理職意向を妨げているさまが浮き彫りになった。

 調査は1月にインターネットで実施、有効回収数は2100人。同社では「管理職として働きたい気持ちは一時的に封印されているだけ」だとし、育児期においてもその人のスキルにふさわしい仕事や評価を与え、管理職候補として育成する姿勢が必要だとしている。
日刊工業新聞2019年7月1日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
「管理職として働きたい気持ちは一時的に封印されているだけ」というより、「封印せざるを得ない」のではないでしょうか。

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