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工作機械の「オレンジ軍団」、野球大会で初優勝!

機械業界の「甲子園」、産業機械の大会は電業社機械製作所が2度目の栄冠
工作機械の「オレンジ軍団」、野球大会で初優勝!

優勝旗を受け取るヤマザキマザックの岡田和雄監督(写真右)

 日本工作機械工業会(日工会)の「第56回野球大会」はヤマザキマザックが3回目の参戦で初優勝した。20年ぶりに決勝に進んだ牧野フライス製作所を7対1で下した。ヤマザキマザックの岡田和雄監督(写真右)は「気温が高く体力的に厳しかったが、恥ずかしくない試合がしたかった。勝敗より試合内容にこだわった結果だ」と、汗まみれで勝ち取った優勝を喜んだ。

 大会運営委員長の石丸雍二日工会専務理事は閉会式で「連日の熱戦は日頃の鍛錬とチームプレー故だ。職場に戻り、この経験を生かしてほしい」と好調な日本の工作機械産業を象徴するような活発なプレーを称賛し、職場での一段の活躍にエールを送った。コマツNTCの4連覇に期待がかかったが、準決勝で牧野フライスの強力打線に阻まれた。

 主な試合結果と個人賞は次の通り。(敬称略)
 【準決勝】▽シチズンマシナリー0―7ヤマザキマザック▽コマツNTC1―8牧野フライス
 【3位決定戦】シチズンマシナリー4―6コマツNTC
 【MVP】西川裕佑(ヤマザキマザック)
 【敢闘賞】大王海人(牧野フライス)
 【首位打者賞】佐藤宏樹(シチズンマシナリー)
 【優秀選手賞】▽落合雄佑(ヤマザキマザック)▽渋谷裕一朗(牧野フライス)▽林裕人(コマツNTC)▽佐藤宏樹(シチズンマシナリー)

 日本産業機械工業会(産機工)は22日、埼玉県和光市で「第62回全国産業機械野球大会」を開催し、電業社機械製作所が2度目の優勝を果たした。決勝は電業社機械製作所とJFEメカニカルがぶつかり、4―0で電業社機械製作所が勝利を収めた。大会には全7チームが出場し、2日間の日程で開かれた。前回大会では三菱化工機が優勝した。
日刊工業新聞2015年08月24日 機械・ロボット・航空機面
斉藤陽一
斉藤陽一 Saito Yoichi 編集局第一産業部 デスク
工作機械工業会、産業機械工業会の大会ともに、およそ60回もの歴史を数える伝統ある大会。工作機械工業会の大会では、過去にシチズン時計(現シチズンマシナリー)が2000年-09年大会まで10連覇を果たしたことも。

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