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オフィス街のランチ難民を救え!デリバリー社員食堂「シャショクル」

500円弁当から1500円のご褒美弁当まで、福利厚生としても
 弁当・ケータリング宅配サービスを運営するスターフェスティバル(東京都渋谷区)は、企業社内で弁当を販売するデリバリーサービス「シャショクル」を8月よりスタートした。
 
 同社シャショクル事業部の大野暉氏によると、日本の労働者6,200万人のうち昼休みに昼食を食べられない人が38%、現在のオフィス周辺のランチ環境に飽きを感じている人が75%いるという。「仕事が延びて昼食の時間を取れない、特にオフィス街では混雑が発生するという理由から「ランチ難民」が発生しやすい」(大野氏)。また、65%の約4,000万人が社内で昼食を採っているという。こういった問題を解決すべく、リリースしたのがシャショクルである。

 約4,000種類の弁当から契約企業にあわせた献立で数種類の弁当を配達する。500円の弁当から、イベント等で豪華にしたい場合は1,500円程度の弁当など幅広く対応可能。有名飲食店の弁当も用意している。
 サービスは2つのプランがある。社員数400名以上の大企業向けの、同社スタッフが企業内のスペースを借り弁当販売する「対面販売プラン」、それ以下であれば10食分から配達可能な「定期配送プラン」で対応する。いずれも導入費用や配送費は無料。

 2014年11月より50社でテスト販売を開始しており、8月以降に導入予定企業100社程度に順次展開予定。テスト販売を行ったユーザーからは「販売場所に社員が集まるので、昼食を囲んで社内のコミュニケーションが活性化された」といった声が上がった。また福利厚生のアウトソースとしても活用されており、弁当の半額から全額を支給する企業もあるという。

 さらに近日中にシャショクルのモバイルアプリもリリース予定。弁当の事前予約やメニュー詳細の確認ができるようになる。

 同社は法人・団体向け弁当・ケータリングサービス「ごちクル」を展開し、約820万食を提供してきた。全国の飲食店や食品工場と提携し、商品開発、受注、配達など製造以外の機能を受け持っている。シャショクルはこのサービスより派生したもの。
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
最近では社食に力を入れる企業も増えていますが、新たに導入しようとするとかなりのコストがかかります。また維持も大変です。 ちなみに、対面販売ではモデルや芸能人の卵、子育て中のママさん、元キャビンアテンダントなどが笑顔で販売してくれます。元気が出そうです!

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