【動画あり】主人公が動く!「デジタル絵本」の仕組み

首都大学東京が開発

絵本に女の子を投影

 首都大学東京の串山久美子教授と須田拓也研究支援員、黒崎美聡大学院生らは、アニメーションが動く「デジタル絵本」を開発した。電球サイズのプロジェクターカメラで絵本のページを識別し、アニメを投影する。絵本の紙の質感や物語性を生かせる。絵本を買った後もストーリーを追加配信できる。  絵本の動く仕掛けやページの柄などを、カメラで画像認識してアニメを表示する。ストーリーを次に進めるトリガーとしてアニメを利用する。サンプルとして女の子の冒険物語を作成した。  絵本の折り畳み式の仕掛けを開くと、足場ができて女の子が空を渡る。絵本に曇ったもやを投影して手で払うと、手の動きをカメラで認識し、もやが晴れて女の子が先に進めるといった基本パターンを用意した。  絵本のページの縁に認識用パターンを配置すれば、中央での物語の展開を邪魔しない。認識用パターンは花柄やいばら、宝石などさまざまなモチーフが使える。デジタルコンテンツ化にかかった時間は1週間程度。絵本作家が物語や仕掛けを考えた後のデジタル化の負担は少ないという。  電球サイズの小型プロジェクターカメラを開発した。通常の電気スタンドで絵本を照らすように利用できる。動画の投影速度は1秒当たり10フレーム。昔のアニメーションのような雰囲気を演出できる。コンテンツを追加すれば、違った物語が展開され絵本を長く楽しめる。絵本のほか、地図やボードゲームなどに展開していく。

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