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スカイマークがプラス1000円で「足のばシート」

通常の座席より足もとが15~38センチ広いシートを指定。搭乗時に優先搭乗も
 民事再生手続き中のスカイマークは、8月10日から足もとが広いシートを全運賃にプラス1000円で利用できるサービス「足のばシート」を開始した。最前列と非常口の座席に設定する。通常の座席より足もとが15センチから38センチ広いシートを指定できる。また、搭乗時に優先搭乗でき、機内ではソフトドリンクを1杯無料で提供。手荷物を預けた場合は、到着空港で優先的に返却できるよう、目印になるタグを付けるが、優先返却を約束するものではないという。

 スカイマークの機材はボーイング737-800型機(177席)で、1列あたりの座席数は通路を挟んで左右3席ずつの計6席。足のばシートを設定する座席は、1列目左側3席(A席からC席)、2列目右側3席(F席からH席)、非常口座席となる15列目の6席と16列目の6席となる。スカイマークの機体は、右側席は2列目が最前列になる。また、15列目のみリクライニングできない。

 足もとの広さは機材により異なるが、1列目は通常席よりプラス約19センチまたは38センチ、2列目はプラス21センチまたは38センチ、15列目はプラス15センチまたは25センチ、16列目はプラス15センチまたは17センチとなる。利用方法は、各空港の同社カウンターで申し込む。

 国内の航空会社でプラス1000円で快適性を提供するサービスは、日本航空が普通席より上級座席を使用し、シートピッチを広くした「クラスJ」を設定している。また、LCCでも前方座席などを追加料金で指定できるサービスがある。
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
運賃にプラス1000円で足もとが広く優先搭乗出来るサービス。これまでスカイマークがやっていなかったタイプのサービスを 始めました。

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