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車いすで乗り降りできる“ボート”の秘密とは?

浜口ウレタンが開発、軽バンに収納可能
車いすで乗り降りできる“ボート”の秘密とは?

ボートは小型で軽バンに積み込める

 浜口ウレタン(浜松市西区、浜口弘睦社長、053・485・1331)は、軽バンに収納できる2人乗り小型ウレタンボート「セーフティボートミニ」を開発した。車いすのまま乗り降り可能で、レジャーや防災用として活用できる。7日に横浜市で開幕する「ジャパンインターナショナルボートショー2019」で初公開し、発売する。価格はタイヤの有無などにより25万―43万円(消費税抜き)。

 同社が展開する硬質ウレタン注入ボートシリーズの小型タイプ。ボートの底部や側面部にエアを入れないため、表皮の穴あきによる空気漏れや断裂によるパンクの心配がない。セーフティボートミニは、1720ミリ×1200ミリ×400ミリメートル。重量は約40キログラムで、軽バンに乗せて持ち運べる。

 車いすのまま乗り降りできるのも珍しい。ボート前後部が側部より低く、ボートを持ち上げて傾けるとなだらかな坂になるため、車いすのまま乗降できる。同技術は特許出願中。
日刊工業新聞2019年3月7日

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