「赤穂の天塩」「貴景勝」「三井物産」。三者がそろい踏みした理由

大相撲春場所をひかえ、関脇に化粧回しを贈呈

左から上野三井物産執行役員、池上赤穂化成社長、貴景勝

 三井物産と赤穂化成(兵庫県赤穂市)は21日、関脇貴景勝に化粧まわしを贈呈した。三井物産は完全子会社のシャークベイソルトを通じ、西豪州で二つの塩田を運営し、原塩を生産している。このうち世界遺産に登録されているシャークベイ塩田で、天日干しにより生産した原塩を赤穂化成に供給。赤穂化成はシャークベイ産の塩を原料として「赤穂の天塩」のブランド名で製品化を手がける。  力士が土俵を清める塩は相撲と関係が深いことから、「大相撲を切り口としたブランディングに取り組むことにした」(上野佐有三井物産執行役員ベーシックマテリアルズ本部長)とし、今回の化粧まわし贈呈となった。  貴景勝は赤穂化成の地元兵庫県出身であることから、赤穂の天塩のシンボルでもある日の丸をあしらった化粧まわしを贈られた。  貴景勝は同日行われた贈呈式で「化粧まわし、塩の力も借りてしっかりいい成績を残したい」と、3月10日に始まる大相撲春場所に向けて、抱負を述べた。  天日干しによる塩づくりは、海水を引き込み太陽光や風、土地の高低差などを利用することから、石炭ボイラを利用した製法に比べ環境負荷が極めて少ない。池上良成赤穂化成社長は「我々も環境に優しい塩づくりで、さらにグレードを上げていきたい」と話した。池上社長は今回の取り組みについて「(共同贈呈者となるように)三井物産から突き押しをずっとくらっていた」と明かし、来場者の笑いを誘った。  三井物産と赤穂化成は、さらなる高みを目指す貴景勝の躍進にあやかり、シャークベイと赤穂の天塩のブランド力向上を目指したいところだ。

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