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レクサス「UX」の乗り心地を支えるランフラットタイヤ

ブリヂストンが供給
レクサス「UX」の乗り心地を支えるランフラットタイヤ

レクサス「UX」のラインオフ式

 ブリヂストンは、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の新型小型スポーツ多目的車(SUV)「UX」に、「トランザT005A」を新車装着用タイヤとして供給を始めた。サイズは17インチと、ランフラットタイヤの18インチを標準装着する。

 トランザT005Aは、新型UXの特徴である優れた操縦安定性や上質な乗り心地などの実現に貢献する。トランザは長距離運転での快適性と高速運動性能を高次元で兼ね備えたタイヤブランドとして展開している。

 ランフラットタイヤは内圧がなくなっても所定の速度で一定距離を走行でき、急なパンクが起きても安全な場所まで移動できるという。応急用のタイヤが不要となり、車両の軽量化や省資源化などにも貢献できるとしている。

日刊工業新聞2019年1月1日



“九州”が担当したアッパーボディー


 トヨタ自動車九州(福岡県宮若市、永田理社長)は、高級車ブランド「レクサス」の小型スポーツ多目的車(SUV)「UX」の生産を本格化した。5日に本社宮田工場でラインオフ(生産開始)式を実施した。UXは同社が初めて新車立ち上げからアッパーボディー(車体上部)の設計開発を手がけた。

 アルミサイドドアと樹脂バックドアは品質と軽量化の両立に苦心したという。トヨタ自動車の福市得雄チーフ・ブランディング・オフィサーは「(両部品とも)非常に生産が難しい。生産車両が増え、ラインが逼迫(ひっぱく)して大変だろうが、九州の品質を世界に知らしめてほしい」とあいさつした。

 永田社長は「貴重な経験を糧に、今後も新車開発を任せてもらいたい。すでにフル生産状態だが、足りない人員は東海地区からの応援をお願いすることも考える」と話した。

日刊工業新聞2018年12月6日


ブリヂストンの「トランザT005A」

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