食堂でできるSDGs貢献は“脱プラ”だけじゃない

損保ジャパン日本興亜では食材やコーヒーに注目

海の生態系に配慮した水産物を使った料理も提供

 損保ジャパン日本興亜は社員食堂でのプラスチック製のコーヒーカップとストローの提供を16日からやめた。社員にはマイカップとマイストローの持参を推奨し、海洋ゴミとなる使い捨てプラの使用を減らす。海の生態系に配慮した水産物を使った料理も提供し、社食の利用を通して社員が持続可能性への配慮を考えるきっかけにする。  国連が定めた16日の「世界食料デー」に合わせ、社食で使い捨てプラ製品の提供を中止した。対象は新宿本社(東京都新宿区)と事務本部(同西東京市)。マイカップを持参するとコーヒーを増量する。プラスチックカップは年26万個、ストローは年19万本の削減を見込む。  同日、「海のエコラベル」と呼ばれるMSC(海洋管理協議会)、ASC(水産養殖管理協議会)の認証食材も提供した。水産資源の乱獲防止や自然を破壊しない養殖の重要性を社員に知ってもらい、持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献する。  認証食材を使った「エビチリ」は通常よりも100円ほど高かったが、完売した。  社食では非政府組織(NGO)「レインフォレスト・アライアンス」から持続可能性が認められたコーヒーも提供している。同NGOは生態系や生産者の人権に配慮した農園を認定しており、同社はコーヒーの購入で農園の取り組みを支援している。  使い捨てプラが海に流れて微細なゴミとなり、生態系を破壊すると指摘されている。社員啓発や企業姿勢を示したりする狙いから、使い捨てプラを利用する企業で“脱プラ”が広がっている。三井住友海上火災保険は社食でのプラ製ストローとカップを紙製に切り替えた。外食ではすかいらーくHDが20年までにプラ製ストローの提供をやめる。

続きを読む

関連する記事はこちら

特集