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落とし物の位置情報をスマートフォンに自動で通知

パシフィコ横浜で導入、忘れ物の早期発見を促す
落とし物の位置情報をスマートフォンに自動で通知

展示場など管内での紛失防止にIoTを活用する

 国際平和会議場(横浜市西区、中山こずゑ社長、045・221・2155)は、運営するパシフィコ横浜(横浜市西区)の館内に、IoT(モノのインターネット)を活用した忘れ物自動通知サービスを導入した。2017年にパシフィコ横浜から警察に届け出た拾得物は増加傾向にあり、来場者の忘れ物の早期発見につなげる。

 スタートアップ企業のマモリオ(東京都千代田区)が開発した忘れ物自動通知サービスを導入。パシフィコ横浜の展示ホールや駐車場など各所に、マモリオが提供する紛失防止用タグが発する電波を拾う受信端末を設置した。タグが付いた落とし物が届けられると、受信端末から落とした位置情報などを持ち主のスマートフォンに自動通知する仕組み。紛失防止用タグは米アマゾンなどのEC(電子商取引)サイトで販売されている。

 電波の受信端末は鉄道会社や商業施設に導入が広がっており、利用者の忘れ物の発見に役立っている。
日刊工業新聞2018年10月4日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
多くの人が集まるイベント会場では拾得物の届け先を探すのも一苦労。忘れ物をしないように気をつけるのはもちろんですが、いざという時に備えることも必要です。

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