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AI・IoTは環境問題を解決する?期待は高いが、導入計画は1割未満

専門知識を持つ人など500人に調査
 資源循環ネットワーク(北九州市八幡東区、093・616・8155)の調査によると、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、ロボットなど先進技術が環境問題解決に役立つと期待している人の割合は55%だった。一方、導入済みは5・6%にとどまっており、活用の余地が大きそうだ。

 資源循環ネットワークの環境イノベーションラボが8月中旬、専門知識を持つ人など500人に聞き取った。先端技術の貢献が期待できる分野は温暖化対策が33・6%、資源循環が26・8%と高かった。

 また期待する技術はIoT(44・6%)、AI(40・2%)、ロボット(24・8%)の順に高かった。

 一方、導入計画がある割合も7・8%と低い。逆に導入予定なしが43・0%となっており、期待ほど導入が検討されていない。

 費用や技術の制約を理由に挙げる人が多かった。
日刊工業新聞 2018年9月24日
松木喬
松木喬 Matsuki Takashi 編集局第二産業部 編集委員
「空調や生産設備をAIで自動省エネ」てエネルギーマネジメントシステムありますね。この調査だと「効果は認めているけど、導入するつもりはない」ビジネスパーソンが多いということ。このギャップを埋めるところにビジネスニーズがあるんでしょうか。

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