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色使いや注目の集め方…デザイン診断の新サービスが登場

トッパン・フォームズ
 ポスターやチラシのデザイン、診断します―。トッパン・フォームズは、販促物やダイレクトメール、ウェブサイトをはじめ、スマートフォン用アプリケーション(応用ソフト)などのデザインを診断するサービス「デザインの診断士」の提供を始めた。同社のデザイナーが、色の使い方やレイアウトなどからポスターなどのデザインの課題を洗い出す。販促物向けのこうしたサービスは珍しいという。

 同社がこれまで提供してきた帳票や申込書などのデザインの診断サービスに、販促物のデザインを診断する「SP診断」機能を追加した。SP診断は、販促ツールに求められる「興味をひき、強く印象付ける」機能が備わっているかを「色の使い方」「注目の集め方」「レイアウト」など五つの視点から診断して課題を抽出し、リポートする。

 これまで販促物のデザインの検証は、各社が独自に行うのが一般的だった。新サービスを使えば、販促物などを制作する手間の削減につながる。

 金融機関のほか、通販などを手がける企業の需要を見込む。同社は今回投入するサービス関連事業で、2020年度までに10億円の売り上げを目指す。
(2018年9月5日)
梶原洵子
梶原洵子 Kajiwara Junko 編集局第二産業部 記者
誰に見てほしいものかなどによっても、良いデザインは変わりそう。プロのアドバイスを気軽に受けられるとおもしろそうです。

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