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ANA「羽田-那覇」今晩から深夜便飛びます!

夏季限定、今年はプレミアムクラスも。昨年は搭乗率82%と好調
ANA「羽田-那覇」今晩から深夜便飛びます!

昨年運航されたANAギャラクシーフライト初便(同社提供)

 全日本空輸(ANA)は7月17日から、羽田-那覇線の深夜便「ANAギャラクシーフライト」の運航を始める。夏休み期間限定で、8月30日まで。
 
 ギャラクシーフライトは、2014年に続き今年で2回目。昨年は貨物便として運航する旅客機の客席を利用したが、今年は専用の旅客便を運航する。専用便とすることで、座席数は昨年と比べて約2.2倍に増える。

 機材はボーイング777-200型機(405席:プレミアム21席、普通席384席)。前回販売しなかったプレミアムクラスも、今年は販売している。

 運航スケジュールは、那覇行きNH999便は羽田を午後10時55分に出発し、翌日午前1時30分に到着。羽田行NH1000便は那覇を午前3時30分に出発し、午前5時50分に着く。羽田発は日曜、那覇発は月曜を除く、週6往復を運航する。最終便は羽田発が8月29日、那覇発は翌30日。

 今年は乗客の搭乗券番号を使い、機内で抽選会を開催予定。景品はビーチサンダルなどを用意するという。昨年のギャラクシーフライトは、7月18日から8月31日まで週6往復運航。旅客数は1万6000人、搭乗率82%と好調だった。

 ANAは、今年4月から混雑状況に応じて機材運用を最適化する「ピタッとフリート」を実施。週末など高需要日に、退役間近で燃費効率が劣る大型機777-200の経年機をを投入することで提供座席数を増やし、従来取りこぼしていた旅客需要を取り込んでいる。反面、乗客数が減る週の中日は機材を小型化し、需給適合を進めている。

 ギャラクシーフライトでは、777-200の経年機も投入される見込みで、余剰機の有効活用で収益拡大を図る。
 運航スケジュール
 NH999 羽田(22:55)→那覇(翌日01:30)運航日:月火水木金土
 NH1000 那覇(03:30)→羽田(05:50)運航日:火水木金土日
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
ANAが昨年好調だった羽田-那覇線の深夜便を今晩から運航。夏休み限定で、余剰となっている777-200の経年機を活用。一定のニーズがある深夜と余剰機材をうまく活用したフライトです。

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