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ダイソンの最新ハンドドライヤーに付けた新機能とは

トイレ内の空気きれいに、空気中の微粒子を最大99.97%除去
ダイソンの最新ハンドドライヤーに付けた新機能とは

「ダイソンエアブレードウォッシュアンドドライ」

 ダイソン(東京都千代田区、アレクサンダー・オデル社長、03・3238・8812)は、トイレ内の空気をきれいにしつつ手を乾かせるハンドドライヤー「ダイソンエアブレードウォッシュアンドドライ=写真」を発売した。フィルターを使い、吸入した空気中の微粒子を最大99・97%除去する。従来機に比べ運転音を39%低減したほか、年間のランニングコストも約2000円減らせる。

同ドライヤーは中央の蛇口の下に手をかざすと、手を洗う水が出る。蛇口から伸びた2本の棒の下に手をかざせば空気が出て、手を乾かせる。消費税抜きのメーカー希望小売価格は19万8000円。

従来機に比べ吸引する空気の量を減らし、空気が本体内を通過する際に発生する音を小さくした。風の吹き出し口の大きさを0・8ミリメートルから0・55ミリメートルに変更して風の強さを上げることで、従来と同じ最大14秒で手を乾かせるようにした。従来機は飲食店などに導入されているが「吹き出す空気の勢いが強い」「運転音が大きい」といった意見があったことから改良した。

年間平均のランニングコストは従来機に比べ約2000円低い6149円に低減した。ペーパータオルと比べると最大92%コストを抑えられるという。
日刊工業新聞2018年6月29日
葭本隆太
葭本隆太 Yoshimoto Ryuta デジタルメディア局DX編集部 ニュースイッチ編集長
ハンドドライヤーが稼働する際の大きな音が苦手です。運転音を従来比4割近く削減したとのこと。体験してみたいです。

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