ウェバー社長「女性幹部が少ないのはショックだった」武田薬品が積極登用へ!

湘南研究所で課長職以上の比率1割目指す

湘南研究所内の託児所

 武田薬品工業は創薬研究のグローバルハブ拠点である湘南研究所(神奈川県藤沢市)において、2―3年内に管理職のうち女性の占める割合を10%に引き上げる。ダイバーシティー(多様性)の推進が狙い。過去2年で女性管理職が8人誕生しており、今後も積極的に登用を進める。育児をしながら働きやすい環境を整えるとともに、待遇や裁量の面などで魅力あるポストを提示することで優秀な人材の確保を目指す。    湘南研究所には課長級にあたる主席研究員や主席部員以上の役職を持つ人が約200人おり、そのうち10%を女性とする考え。約2年前までは同所における女性管理職はゼロだったが、現在は8人。さらに2人が昇格を待っている状態という。比較的短期間にこうした登用実績ができた点や、候補者の育成も順調であることを考慮して目標を設定した。    同所では託児所を運用するとともに、産休関連制度の理解を従業員へ促す「ライフイベント面談」を行っている。産休取得前と復帰後それぞれの時期に人事担当者が本人およびその上司と面談し、会社としての支援体制を説明する。こうした施策を続け、女性研究者が働きやすい環境を整える。    優秀な人材には「魅力的なマネジャーのポジションを提供する」(丸山哲行コーポレート・オフィサー医薬研究本部長)ことで定着を促す。    2014年6月に就任したクリストフ・ウェバー社長は「女性幹部が少ないのはショックだった」と述べ、ダイバーシティー推進の意向を示している。湘南研究所でもこの方針を踏まえて多様性を確保し、研究開発力の底上げにつなげる。

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