ニュースイッチ

“国内最後”のバラ積み船「アミス・ネイチャー」進水

川重、建造の軸足を中国に
“国内最後”のバラ積み船「アミス・ネイチャー」進水

命名・進水式

 川崎重工業は22日、リベリアの船舶保有会社アミス・ネイチャー向けの55型バラ積み運搬船「AMIS NATURE(アミス・ネイチャー)」の命名・進水式を、神戸工場(神戸市中央区)で開いた。独自の省エネルギー性が高い載貨重量5万5000トンの6番船で、艤装(ぎそう)工事をした後、2018年8月に完成し引き渡す。

 同船は全長約190メートル、幅約32メートル、総トン数は約3万1700トン。燃料噴射に電子制御方式を採用した省燃費型ディーゼル主機関を搭載するなど、従来の同型船に比べ約5%燃料消費量を低減した。
日刊工業新聞2018年5月23日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
川重は国内でバラ積み運搬船の建造を同船で最後とし、今後は建造の軸足を中国へ移す方針だ。

編集部のおすすめ