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楽天、無人水上艇で海上物流の可能性探る 

マリタイム・ロボティクスと共同研究
楽天、無人水上艇で海上物流の可能性探る 

無人水上艇 仮イメージ(提供:楽天、マリタイム・ロボティクス社)

 楽天は無人船舶運航サービスを運営するノルウェーのマリタイム・ロボティクスと共同で、無人水上艇(USV)とその関連技術を研究する。USVを利用した海上物流の可能性を模索する。

 楽天グループの研究機関である楽天技術研究所(RIT)と、マリタイム・ロボティクスは共同研究の実施に関して合意した。RITはコンピュータービジョンや物体認識の技術などに重点を置いて研究する。マリタイム・ロボティクスは制御・センサーシステムなどの研究を担当する。

 現在の物流網はトラック輸送が中心で、膨大な人手と道路やトンネルなどインフラへの大規模投資が必要になる。一方で、USVは陸上輸送に比べて最高速度は劣るが、運行コストの削減や効率化などが期待できるという。このため両社は、USVを活用した運搬や輸送の可能性を模索する。
日刊工業新聞2018年3月22日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
マリタイム・ロボティクスは2005年に設立した。海運業務において無人技術などを提供している。

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