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「つながる家電」は生活の課題を解決できるのか?

日立アプライアンス、「コネクテッド家電」3製品投入 
 日立アプライアンス(東京都港区、徳永俊昭社長、03・3502・2111)は、掃除機の操作や調理の手間といった生活の課題を解決する家電製品の品ぞろえを拡充する。料理の保存に適した大容量冷蔵庫を2月下旬に市場投入する。また、スマートフォン用アプリケーション(応用ソフト)で操作できる「コネクテッド家電」として、ロボットクリーナーとIHクッキングヒーターの2製品を販売する。

 発売する冷蔵庫は、定格内容積が602リットルの「真空チルドR―HW60J」。冷蔵室内の温度を約2―4度Cに調整でき、料理や総菜などへの生菌類の繁殖を抑える。市場想定価格は37万円前後(消費税抜き)。

 ロボットクリーナー「minimaru(ミニマル)RV―EX20=写真」は、スマホを使って外出先などから操作できる。帰宅するまでに掃除をしたい時などに便利という。市場想定価格は12万円前後(同)で、2月下旬に発売する。

 IHクッキングヒーター「火加減マイスターHT―L350KTWF」は、スマホで調べたレシピの情報を同製品へ送信すれば、火加減や加熱時間などを自動で調整する。システムキッチンメーカーなどに向けて販売を始めた。本体価格を表す「積算見積価格」は46万2000円(同)。

 同社は、コネクテッド家電を2018年度に2―3商品展開する。
日刊工業新聞2018年2月16日
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
こう家電の進化が進むと、人間側がコネクテッド家電の機能を使いこなせるのかが問題になってきそうです。

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