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熱戦続く高校ラグビー、聖地・花園の芝生が入った楕円色紙を記念品に

紙業、印刷業関連の大阪企業がスクラム組み商品化
 おおさかマイスターの会(大阪府東大阪市、上田英治会長)は、花園ラグビー場(東大阪市)の芝を混ぜ込んだ色紙(写真)を27日に発売する。花園ラグビー場では同日、第97回全国高校ラグビーが開幕する。ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会を控え、今後は派生商品を出す。ラグビー雑貨を企画する会員以外の企業と“スクラム”も模索する。

 おおさかマイスターの会は、紙の生産や製版、印刷などを手がける大阪の企業14社が15年に発足。現在、17社が参加する。花園ラグビー場は多くの観光客が訪れるだけに、ラグビー雑貨は絶好の商材。だが、上田会長は「市内企業考案の商材が少ない」と感じていた。

 色紙はラグビーボールを模した楕円(だえん)で、実物よりやや小さい。1センチメートル台に切った芝を色紙に加えた。ボールの継ぎ目は印刷で線を入れ表現した。色紙を立てかけるスタンドも用意。消費税抜きの価格は1枚500円。寄せ書きやサイン色紙などに使える。(東大阪)
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
ラガーマンの憧れ、花園ラグビー場では記念グッズが売られています。高校時代、予選で敗退した部員のために、顧問の先生が楕円球型の小銭入れを花園で買って来てくれたことを思い出します。地元企業が作った関連商品が少なかっただけに、地域活性化の観点からも注目される取り組みです。

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