グーグルとデルファイの自動運転車、走行中にニアミス?
「危機一髪」とロイター報道、実際には「日常運転」の範囲内
米グーグルと自動車部品大手、米デルファイがそれぞれ開発を進める自動運転の試作車が今週初め、シリコンバレーの道路でニアミスし、危機一髪の状況にー。ロイター通信が伝えたニュースが波紋を呼んでいる。というのも、実際には、それほど大騒ぎするほどの話ではなかったようなのだ。
木曜夜(米国時間)のロイターの報道では、カリフォルニア州パロアルトの路上で今週火曜日、デルファイの「アウディQ5」ベースの自動運転車が走行中に車線変更を試みようとしたところ、前にいた「レクサスRX400h」(実際にはレクサスRX450h)を改造したグーグルの自動運転車が変更車線に割り込み、デルファイ車の動きを妨害。あわや衝突事故という事態になったかもしれないとされる。
ロイターの記事はデルファイの自動運転車に乗車していた同社シリコンバレー研究所長への取材をもとに書かれたもの。同所長が、自動運転車が日常の運転で遭遇する複雑な運転状況の一例として、グーグルの自動運転車と偶然同じ道路を走っていた時の車線変更を持ち出して説明したところ、「危機一髪」「自動運転機能を搭載した2台の自動車が関連した初めての出来事」「衝突はなかった」「グーグルはコメントを辞退」と、大げさな報道につながったようだ。
その後、複数のメディアで伝えられたデルファイの説明によれば、同社のアウディが車線変更を試みようとしていた同じレーンに、前にいたグーグルのレクサスが先に車線変更。デルファイの車は移行先のレーンの空きスペースがなくなったため、車線変更をやめ、レーンに空きができるまで待つ判断を下した、ということらしい。
デルファイ側では「自分たちのクルマはまさに想定通りの適切な動きをした。ロイターの報道にあるようなニアミス(異常接近)ではない」とし、グーグル側でも「日常運転でよくある、別のクルマに進路を譲るという行為を2台の自動運転車がその通り実行しただけ」と説明。両社とも、何の問題もなかったとの認識でいる。
ちょうど水曜日には、レクサス型と同じソフトウエアを搭載し、グーグルが独自に設計したタマゴ型の自動運転専用車(バブル・カー)が、本社のあるマウンテンビューの公道にデビューを果たしたばかり。ニアミス報道に水を差された格好だ。
木曜夜(米国時間)のロイターの報道では、カリフォルニア州パロアルトの路上で今週火曜日、デルファイの「アウディQ5」ベースの自動運転車が走行中に車線変更を試みようとしたところ、前にいた「レクサスRX400h」(実際にはレクサスRX450h)を改造したグーグルの自動運転車が変更車線に割り込み、デルファイ車の動きを妨害。あわや衝突事故という事態になったかもしれないとされる。
ロイターの記事はデルファイの自動運転車に乗車していた同社シリコンバレー研究所長への取材をもとに書かれたもの。同所長が、自動運転車が日常の運転で遭遇する複雑な運転状況の一例として、グーグルの自動運転車と偶然同じ道路を走っていた時の車線変更を持ち出して説明したところ、「危機一髪」「自動運転機能を搭載した2台の自動車が関連した初めての出来事」「衝突はなかった」「グーグルはコメントを辞退」と、大げさな報道につながったようだ。
その後、複数のメディアで伝えられたデルファイの説明によれば、同社のアウディが車線変更を試みようとしていた同じレーンに、前にいたグーグルのレクサスが先に車線変更。デルファイの車は移行先のレーンの空きスペースがなくなったため、車線変更をやめ、レーンに空きができるまで待つ判断を下した、ということらしい。
デルファイ側では「自分たちのクルマはまさに想定通りの適切な動きをした。ロイターの報道にあるようなニアミス(異常接近)ではない」とし、グーグル側でも「日常運転でよくある、別のクルマに進路を譲るという行為を2台の自動運転車がその通り実行しただけ」と説明。両社とも、何の問題もなかったとの認識でいる。
ちょうど水曜日には、レクサス型と同じソフトウエアを搭載し、グーグルが独自に設計したタマゴ型の自動運転専用車(バブル・カー)が、本社のあるマウンテンビューの公道にデビューを果たしたばかり。ニアミス報道に水を差された格好だ。
ニュースイッチオリジナル