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親子で大人気の「モノづくり体感スタジアム」が今年もやってくる

7月25、26日に東京国際フォーラムで
親子で大人気の「モノづくり体感スタジアム」が今年もやってくる

「子どもコマ対戦」

 モノづくり日本会議(事務局=日刊工業新聞社)は7月25、26の両日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで「モノづくり体感スタジアム2015」を開く。モノづくり日本会議会員企業など8ブースが理科・工作教室など子ども向けワークショップを実施する。また、“子ども目線でアレンジした”大学の学びを体験する「学び体験フェア マナビゲート2015」(主催=学びの支援コンソーシアム)も同時開催される。

 モノづくり体感スタジアムは、ワークショップや各種教室での遊びや体験を通じて、次世代を担う子どもたちにモノづくりの楽しさを伝えるのが目的。今回で6回目の開催となる。出展は8ブース。モノづくり日本会議会員企業からは、キヤノンコマツ、日本航空電子工業、野火止製作所の4社が出展する。

 キヤノンの「レンズ工作教室」はレンズやカメラの仕組みを学び、虫めがねや工作用紙を用いてデジタル一眼レフカメラのレンズを工作する。自作レンズを使った撮影会も実施する。コマツの「こども鋳物教室」は溶かした金属を加工する鋳物を体験するプログラム。同社のベテラン技術者やOBがサポートしながら、砂型造りから鋳造、仕上げまでのペンダント作成に挑戦する。

 日本航空電子工業の「ジャイロってなんだろう?」は飛行機の姿勢を知るために不可欠なジャイロの原理を学ぶ。どうして方向が分かるのか、簡単なジャイロを作って体験してもらう。野火止製作所は同スタジアムには初参加。同社の楽しめる募金箱「コロコロ募金箱」のキッズ版を製作する「こども『ちょぼきんばこ』製作教室」を実施する。

 モノづくり日本会議のネイチャー・テクノロジー研究会の「すごい自然の探検隊」は動物や植物の持つ驚くべき仕組み、能力を紹介し、その一つ「空飛ぶ木の実」を作り、自然のすごさを感じてもらう。

 市民防災研究所は「防災ゲームで学ぶ!こども防災教室」を実施する。すごろくゲームと防災三択クイズを組み合わせた防災ゲーム「ぼうさい駅伝」で、楽しく遊びながら防災を学ぶ。

 CANVASと深沢アート研究所の「アルミホイル球のコロコロコース」はアルミホイルを丸めて固めたボールを作って、特設のコースを転がしてレースするプログラム。このワークショップは当日受け付けのみ。

 全日本製造業コマ大戦の「子どもコマ大戦」は全国の町工場が作った、高精度のパーツを使ってコマを自作し、バトルする。どのような形にすれば強いコマになるのか、自分で考え、自分で回して勝負する。

 モノづくり体感スタジアムは入場無料。ワークショップ参加は事前申し込み制だが、定員に空きがあれば当日受け付けも可能なものもある。詳細はモノづくり体感スタジアム専用ホームページへ。事前申し込みは7月1日から受け付ける。

 モノづくり体感スタジアムと同時開催の「マナビゲート」は“子ども目線でアレンジした”大学の学びを体験することで、子どもたちが学びへの意欲を高め、夢を育んでもらおうというイベント。NPO法人の学びの支援コンソーシアムが主催し、今回が11回目。約2万5000人の来場者が見込まれている。青山学院大学、芝浦工業大学、早稲田大学など11の大学が出展する。また会期中、東京私立中学高等学校協会、東京私立初等学校協会は東京の全私立小・中・高等学校が参加する「東京都私立学校展進学相談会」を開催する。
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
いつも事前予約でいっぱいになるイベントですのでお早めにお申し込み下さい。

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