コマツの断トツ「電力改革」!200億円投資し使用量半減へ

エンジン生産性は5倍、省エネと両立

大阪工場の油圧ショベル生産ライン

 コマツが小山工場(栃木県小山市)、大阪工場(大阪府枚方市)の生産・電力改革で、総額約200億円を投資することが24日明らかになった。  小山工場は基幹部品が主力で、建屋改修のほか、エンジン製造向け工作機械の新規導入などで約100億円を投じる。一方、大阪工場は大型建設機械を手がけており、熱処理建屋を新設するなど、部品製造向け設備に約100億円を投じる。両工場は2018年度までの完了を目指す。また大阪工場では組み立て建屋の刷新計画などを詰めて追加投資する方針。  小山工場ではエンジン第一・第二建屋の電力使用量の約半分を占める工作機械を省エネルギー化する。子会社のコマツNTC(富山県南砺市)製の小型機械を導入し、サイクルタイムを約半分に短縮する。面積当たりの生産性を約5倍に向上する。  機械の稼働情報の収集・分析による操業改善にも取り組む。建屋改修では井戸水を利用するほか、照明の発光ダイオード(LED)化により、空調、照明などの電力費用を削減する。これらにより年間電力使用量7割削減を目指す。  大阪工場では減速機などの部品製造向けに、25億円を投じ、17年をめどに高温熱処理の専用建屋を建設する。現在は機械加工と熱処理の両工程が混在しており、熱源と空調が同調して非効率になっている。両工程を分離して熱処理工程を無人化し、空調と照明の利用を抑える。年間電力使用量の半減を目指す。排熱の回収と再利用も図る。  コマツは老朽化した国内工場を刷新し、生産性を向上するとともに、電力削減を推し進める。中・小型建機の粟津工場(石川県小松市)で生産・電力改革を終えたのに続き、小山、大阪の両工場でも実行に移す。

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