韓国リスク高まるも、電池セパレーター投資で攻める東レの勝算

EVシフト鮮明、韓国電池2社の増強に歩調合わす

日刊工業新聞2017年10月20日

 東レは19日、3500億ウォン(約350億円)を投じ、リチウムイオン二次電池(LIB)用のセパレーター(絶縁材)を製造する韓国2工場の生産設備を増強すると発表した。自動車に対する環境規制強化に伴い、LIBを搭載する電気自動車(EV)は生産を大きく伸ばす見通し。セパレーター需要も拡大しており、増産が必要だと判断した。  まず、韓国・亀尾市の工場に2000億ウォン(200億円)を投資し、セパレーターの生産ラインを増やす。生産能力は、現在実施する設備増設が終わる17年度末に比べ、50%増える。近く着工し、2019年中に稼働する。  さらに忠清北道に持つ、機能性樹脂をセパレーターに塗る専用工場の生産能力を5倍にする。投資額は1500億ウォン(150億円)で、18年度後半に稼働する。いずれの工場も生産能力は公開していない。  東レは20年までに1200億円を投じ、日本の工場を含めたセパレーターの生産能力を現状比3倍程度の年20億平方メートルとする方針で、韓国工場は最大拠点とみられる。

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