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コーヒーで温かく見守り。ネスレが高齢者向けIoTサービス

約40万台「バリスタアイ」の資産活用
コーヒーで温かく見守り。ネスレが高齢者向けIoTサービス

マシンに話しかけるだけでコーヒーを注文できる

 ネスレ日本は5日、高齢者の家庭向けに、コーヒーマシンと専用タブレットをセットにしたIoT(モノのインターネット)サービス「ネスカフェコネクト」の申し込み受け付けを始めたと発表した。

 高齢者の家庭にコーヒーマシンを無料で設置し、タブレット画面の女性に話しかけるだけでコーヒー注文などが行えたり、天気を聞いたりできる仕組み。料金は月500円と飲んだ分のコーヒー代のみ。

 コーヒーを飲むとLINEを通じてスタンプが自動送信され、離れた家族が状況を知ることができる。コーヒーマシンはネスレ日本が約40万台、展開している「ネスカフェゴールドブレンド バリスタアイ」を活用する。

 専用の通信ソフトはソニーモバイルコミュニケーションズが開発した。顔認識技術を利用、スマートフォン操作が苦手でも対応できる。家族だけでなく、「(ホーム)ヘルパーの見守りサービスにも使える」(高岡浩三社長)としている。
日刊工業新聞2017年9月6日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
生活サイクルに入っている食品は「コネクテッドインダストリーズ」との親和性が高いはず。食品関連企業の活躍の場は広がっていますよ!!

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