スマートコミュニティJapan2015開幕!

アップルウオッチ連動のカーナビ、MIRAI、コンテナ型蓄電池・・・続々登場

アップルウオッチと連携

 「スマートコミュニティJapan2015」では、エネルギー管理システム(EMS)や蓄電池などエネルギーを有効に活用する先進技術に注目が集まった。また機能性野菜を育てる植物工場や防災対策に使う電源装置、低炭素型モビリティーなども出品された。スマートコミュニティー(次世代社会インフラ)を実現する製品やシステムを紹介する。 (19日にニュースイッチ Event「エネルギー革命とスマートテクノロジーを語ろう」)  ホンダは腕時計型端末のアップルウオッチと自社のカーナビシステムを連動させ、運転情報をアップルウオッチに表示できるサービスを公開した。降車後に走行距離・時間や燃費、駐車時間を表示するほか、駐車中のマイカーに近づくと航続可能距離を示す。腕時計を見る感覚で詳細な運転情報を確認できるのが特徴だ。4月から期間限定で実施しており、今後も新たな機能を検討する。  トヨタ自動車のブースでひときわ目を引くのが、燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」。水素と酸素から取り出した電力を使い、水しか排出しないFCVは、スマートコミュニティーを象徴する車になりそうだ。FCVやパーソナルモビリティーなどを中心とした低炭素社会の構想を提案しており、多くの来場者を集めていた。  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、スマートコミュニティーの実証事業に関する動向を紹介している。中でも注目なのが、リチウムイオン電池を搭載したコンテナ型蓄電システム。トレーラーに積載することで運搬や設置が簡易になるほか、汎用化すれば低コスト化も期待できるという。NEDOの支援を受け、東芝や日立製作所などが世界各地で開発を進めている。  三菱電機が展示するのは、電気を有効活用するスマートハウス(次世代環境住宅)ソリューション「ENEDIA」。太陽光発電の電力を電気自動車の蓄電池にためて家庭で使うなど、エネルギーを賢く使う仕組みを提案した。またスマートコミュニティーサービスを提供するクラウド基盤「DIAPLANET」を紹介しており、企業や行政の関係者が詳しく聞き入っていた。  内外特殊エンジ(京都市南区)は毎秒2メートルの風で発電できる風力発電機の実機を出品し、人目を引いていた。強風時には風車の羽根の角度を自動で調整し、過度な回転を抑制する。また風力発電と太陽光発電の両方に対応する蓄電池も展示。太陽光発電と組み合わせることで風況や日射量の変動を補えるという。  防災・減災対策ゾーンでは、デンヨー(東京都中央区)がプロパンガスを燃料とするポータブル発電機を提案している。燃料が劣化しないので、長期にわたって保管した後も円滑に始動できる。災害時や停電時の非常用電源として使えるほか、アウトドアのイベントでも最適としている。    オートモーティブエナジーサプライ(神奈川県座間市)は、日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」を活用した電源システムや充電システムを展示している。リーフのリチウムイオン電池とスーツケースサイズのシステムを接続すると、レジャーや災害時の電源や、充電切れしたEVへの充電に利用できる。  植物工場・スマートアグリ展では、昭和電工が高効率の植物栽培ユニットを顧客に訴えた。特殊な波長の発光ダイオード(LED)照明を採用しており、通常の栽培方法に比べて収穫期間の短縮と収穫量の増加を図れる。照明から栽培棚、空調、養液タンクまで必要な設備をパッケージで提供しており、新事業を素早く始めたい来場者らが興味深く視察していた。

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