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アロニアベリーに体の「冷え」改善作用

ポーラ・オルビスが確認、健康食品に応用へ
 ポーラ・オルビスホールディングスは子会社のポーラ化成工業(横浜市戸塚区)で、バラ科の小果実「アロニアベリー=写真」に体の冷えを改善する作用があることを確認した。継続して摂取すると、アロニアベリーが自律神経の働きを高め体内の熱量の産生を促して、冷えた状態からの体温回復を助ける。同社はこの研究結果を健康食品に応用する考え。

 冷えの自覚症状がある30―60歳の女性40人を対象に、改善効果を検証した。アロニアベリー3グラム相当のエキスを含有するカプセルを8週間毎日摂取し、冷水で手を冷やした後の体表温度回復率の変化を赤外線サーモグラフィで測定。その結果、アロニアベリーを摂取した場合、摂取しない場合と比べ体表温回復率が顕著に上昇することを確認した。

 近年、職場の冷房環境の影響などにより、通年で冷えを感じる機会が多くなっている。同社はアロニアベリーが「一度冷えた後の体表温度を回復させる働きに優れる」として冷え改善作用を訴求した健康食品に応用する。
日刊工業新聞2017年8月23日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
アロニアベリーを検索すると、ダイエット効果とか美容効果とか出てくる出てくる。この研究成果は、8月28日~30日まで神奈川県で開催される日本食品科学工学会にて発表されるそうです。

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