空飛ぶクルマの試作機が飛行中に墜落
スロバキアのエアロモービル、パイロットは軽傷
空飛ぶクルマが5月8日、スロバキア西部での試験飛行中に墜落したと、チェコの英字紙「プラハ・ポスト」が9日報じた。この乗り物は、スロバキアのスタートアップ、エアロモービル(本社ブラチスラバ)が開発している「エアロモービル3.0」のプロトタイプ。目撃者によれば、機体が急降下する中、高度200mでパイロットがパラシュートを使って脱出。機体は破損したが、パイロットで発明者でもあるシュテファン・クライン氏の命に別状はなく、軽傷で済んだという。
エアロモービルは2010年の設立。今回事故にあったクライン氏が、自身の空飛ぶクルマのアイデアをもとに25年前から実用化に取り組み、メディアなどで注目されていた。
ユニークなのはそのデザイン。全長は6mあり、自動車として道路を走る場合の機体の幅は2.2m。翼が機体後ろに折りたたまれ、空に飛び立つ時だけ長さ8.3mの翼を真横に広げる。飛行速度は最大でも時速200kmと決して速くはないが、時速130kmで離陸できることから滑走路が短くても大丈夫という。ガソリンスタンドで給油できる利点もある。2017年に初号機の出荷を見込んでいるものの、価格は明らかにされていない。
エアロモービルは2010年の設立。今回事故にあったクライン氏が、自身の空飛ぶクルマのアイデアをもとに25年前から実用化に取り組み、メディアなどで注目されていた。
ユニークなのはそのデザイン。全長は6mあり、自動車として道路を走る場合の機体の幅は2.2m。翼が機体後ろに折りたたまれ、空に飛び立つ時だけ長さ8.3mの翼を真横に広げる。飛行速度は最大でも時速200kmと決して速くはないが、時速130kmで離陸できることから滑走路が短くても大丈夫という。ガソリンスタンドで給油できる利点もある。2017年に初号機の出荷を見込んでいるものの、価格は明らかにされていない。