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カーボンニュートラルの”解“ を導く支援講座「廃熱あるところにチャンスあり、今から始める脱炭素」開催

温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すにはどうしたらよいのか。これまでの節電・省エネルギーよりも効果的な対策はないのか。そんな迷いを持つ製造業向けのWEBセミナーを日本エレクトロヒートセンター(JEHC)が企画した。

◆セミナータイトル JEHCカーボンニュートラル支援講座
「廃熱あるところにチャンスあり、今から始める脱炭素」
◆日時 3月25日(金)14時~16時
◆内容 総論 今なぜ「産業用ヒートポンプ」なのか 講師 中谷真幸(JEHC業務部長)
事例研究1 固定概念からの脱却!ヒートポンプで脱炭素にチャレンジ
講師 北山英博(JEHC産業用ヒートポンプ普及促進WG/前川製作所)
事例研究2 知らないと損をする!高効率ヒートポンプによる廃熱利用
講師 大下悟(JEHC産業用ヒートポンプ普及促進WG/三浦工業)
◆受講料 一般5000円、JEHC法人・個人会員 4000円(いずれも税込み)
◆セミナーページ:https://sangyo-hp.jeh-center.org/webinar20220325.html
◆申し込み方法 受講登録し、受講料を銀行振り込み
◆申込期限 3月18日
◆特典 JEHC有料冊子「ものづくりに電気 Vol.7」「産業用HP活用ガイド」進呈
総論 今なぜ「産業用ヒートポンプ」なのか 講師 中谷真幸(JEHC業務部長)

廃熱を回収。熱のリサイクルを実現する産業用ヒートポンプ

本セミナーでは、熱を使う工場なら必ず発生する廃熱を有効利用する産業用ヒートポンプを徹底解説する。

産業用ヒートポンプは加熱や乾燥、殺菌、洗浄などに使った廃熱を回収し、加熱に利用する設備だ。再生した熱を加熱や乾燥、殺菌、洗浄などの工程に投入することで、熱をリサイクルする。

捨てるはずだった廃熱を繰り返し使うので、産業用ヒートポンプは熱をつくるエネルギーを節約できる。しかも使い勝手が悪いとされる100度未満の廃熱も有効利用できる。

産業用ヒートポンプを活用する工場はボイラーの燃料使用量が劇的に減り、ランニングコストが下がる。そして燃料の燃焼が抑えられるので、二酸化炭素(CO2)排出量も大幅に減る。さらに「冷却」と「加熱」が同時に必要な場合では効果の倍増が期待される。

ボイラーを完全廃止し、産業用ヒートポンプに置き換えた工場は燃料使用量、排出量とも激減する。産業用ヒートポンプを運転する電気が再生可能エネルギー由来であれば、CO2ゼロで熱をつり出せる。

事例研究1 固定概念からの脱却!ヒートポンプで脱炭素にチャレンジ 講師 北山英博氏(JEHC産業用ヒートポンプ普及促進WG/前川製作所)

多彩な導入事例紹介 ランニングコスト、CO2排出量の削減効果を実感

本セミナーでは多彩な導入事例も紹介する。さまざまな業種の現場での活用例を聞くと、産業用ヒートポンプによるランニングコスト削減や排出量削減に実感を持てるはずだ。また聴講によって、熱といえば「燃料の燃焼」という固定概念が覆されるだろう。そして、工程に投入した熱のほとんどが廃熱となっていた無駄にも気づく。政府はグリーンイノベーション戦略で電化をカーボンニュートラルの切り札に位置づけた。燃料の燃焼から産業用ヒートポンプへの転換は電化だ。本セミナーでは産業用ヒートポンプの導入を支援する補助金も紹介し、カーボンニュートラルへの一歩を後押しする。

事例研究2 知らないと損をする!高効率ヒートポンプによる廃熱利用 講師 大下悟氏(JEHC産業用ヒートポンプ普及促進WG/三浦工業)

JEHCカーボンニュートラル支援講座は今回が2回目。2021年9月30日に開催した第1回には応募が殺到し、予定していた定員50人を上回る76人が参加した。事務局によると「カーボンニュートラルや廃熱回収に関心のある製造業の参加が多かった」という。

第1回でも産業用ヒートポンプの特徴を説明し、サイエンスとコベルコ・コンプレッサの担当者(いずれもJEHC産業用ヒートポンプ普及促進WGメンバー)が導入事例を紹介した。受講者はさまざまな業種におけるランニングコストとCO2排出量の削減実績を聞き、納得感を持った。多数の質問があったほか、セミナー後に興味を持った受講者との面会に発展したケースもあった。終了後アンケートでも9割超の受講者が「参考になった」と評価した。

好評だった第1回を受けて開催する3月25日の第2回講座は、より充実した内容を提供する。受講者特典の「ものづくりに電気 Vol.7」「産業用HP活用ガイド」にも最新事例が多数、掲載されており、受講のメリットは多い。

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