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あなたの主張を新聞で大きく掲載!「理工系学生科学技術論文コンクール」応募開始

就活でのPRやキャリア構築の第一歩に 
あなたの主張を新聞で大きく掲載!「理工系学生科学技術論文コンクール」応募開始

理工系科学技術論文コンクールの表彰式

皆さん、初めまして! 日刊工業新聞社で大学・産学連携を担当している山本佳世子と申します。理系の学生はかつて、大学や高等専門学校における専門の学びをしっかりしていれば評価されましたが、時代は大きく変わってきました。創造性、コミュニケーション力、課題突破力…。多くのものが求められて大変です。そこで、これらの総合的な力を伸ばす手立てとして、小論文を書くという活動に取り組んでみてはどうでしょうか?

小論文への挑戦を決めたあなたはこちら

テーマは科学技術と日本の将来

ターゲットは、こちらです! 2020年度で21回目となる「理工系学生科学技術論文コンクール」です。理系の大学生、大学院修士課程学生、高専生を対象に、「科学技術と日本の将来」というテーマで3200字以内で小論文を作成、応募していただき、優れた作品の作者を表彰するものです。研究活動のまとめとしての学術論文ではなく、科学技術と社会という広い視点から、個人として主張したい内容を副題において、論理的な文章で書くのがポイントです。 

具体的には、「自身の専門や研究内容を、どのように社会で活用するか」という切り口であればまず、思案しやすいでしょう。最近は情報技術(IT)や人口知能(AI)といった、最先端でありながら身近な、時事的なテーマを取り上げる論文も多くみられます。さらに今年はなんといっても、新型コロナウイルス感染症の拡大がありました。感染症対策や治療薬の研究開発、大学のオンライン教育と実験・実習など、それぞれが痛感した思いを土台に据えることで、優れた作品が生まれてくることでしょう。

モノづくり力も文章力も身につけて、鬼に金棒

一方、中高生時代から自らも経験してきた理系教育など、地に足を付けた手堅い内容も歓迎です。「理工系」と掲げてはいますが実際には、農学系や医学、バイオテクノロジー、情報・システム系など、理系の素養が関わる分野の学生であれば構いません。もちろんあらゆる産業を支える伝統のモノづくり系、エンジニアリング系からの応募もお待ちしています。最優秀賞は文部科学大臣賞と奨学金20万円、優秀賞は2編で同各10万円、特別賞は3編で同各5万円が贈られます。

就職活動の武器になる

他の表彰事業と異なる魅力は、主催が日刊工業新聞社であるため、贈賞式の模様や、論文の中身などが新聞紙面で紹介されることです! 学生である自分の主張が、著名人であってもめったにないほどの大きさで全国紙に載り、写真も入るなんていうチャンスはまず、ありません。入賞論文集も後に作られる予定です。新聞社の社会的影響力をよく知る故郷の親御さんや恩師に届けられますし、ウェブと違って永遠に形となって手元に残るのです。きっとあなたの宝物になることでしょう。

 

入賞を目指して、3200字(昨今はなじみが薄いかも知れませんが、400字詰め原稿用紙で8枚分です)で、専門の異なる一般社会の人に伝わる論理的な文章を書く―。面倒に思うかもしれませんが、コミュニケーション力を高める上でこれは有効な訓練となります。

就職活動の中でも小論文を課題とすることは、一流企業ではしばしば見られます。志望動機など中程度の長さの文章を書く上でも、論理的な文章の書き方に慣れておくことは大切です。SNSなどでの短い瞬発的な、個人的な思いをつぶやく文章との違いに、早いうちに気づくことは大切です。理系の専門性に、文章によるコミュニケーション力を身に付けた学生は「鬼に金棒」。どのような職場でも活躍を期待されることでしょう。

また実際問題として、就活において「新聞社から文部科学大臣賞などを授与された」と履歴書に書けることは大きいと思いますよ。新型コロナの影響で従来と異なるハードルが立ちはだかる就活において、大きな武器となるでしょう。また、贈賞式やその後の親睦会で協賛企業の役員や、文部科学省の官僚、科学技術・大学の世界で著名な審査委員らと交流できます。ここでは自分の強みと弱みを客観視して、これからのキャリアを考えるヒントが得られると思います。

文部科学大臣賞の盾

ニュースイッチで盛り上げます

この論文コンクールを盛り上げるため、日刊工業新聞社のニュースサイト「ニュースイッチ」において、新たな企画をスタートいたします。ウィズコロナでの大学のオンライン授業の動向、オンライン面接など就職活動の変化といった、学生の皆さんの関心に応える記事を掲載。同論文コンクール卒業生のその後なども交え、将来のキャリアを考えるのに活用してほしいと思います。

理工系の大学院修士を経て新聞記者になった山本がアンカーを務めます。同論文コンクールの締め切りは2月。ウェブ記事を楽しみつつ、時間をかけてあなたの考えを深めて、素敵な論文を完成させてください。

理工系学生科学技術論文コンクール 応募要領

【名称】第21回理工系科学技術論文コンクール
【応募規定(抜粋)】「科学技術と日本の将来」を主題とし、副題は自由につけてください。応募対象は理工系学生。論文は3200文字以内。
【評価のポイント】「独創性」「将来性」「論理性」の3点。
【主催など】主催:日刊工業新聞社、後援:文部科学省、国立高等専門学校機構、モノづくり日本会議、協賛:グレイステクノロジー、コマツ、住友化学、トヨタ自動車、三菱商事(50音順)
【応募締切】2021年2月12日(金)必着
【公式ホームページ】http://rikokei.jp/
【問い合わせ先】日刊工業新聞社 総合事業局 「科学技術論文コンクール」事務局
〒103-8548 東京都中央区日本橋小網町14-1
TEL:03‐5644‐7223/FAX:03‐5644‐7228/E-Mail info@rikokei.co.jp

【理工系学生科学技術論文コンクールについて】
全国の理工系大学生・大学院生(修士)・高専生のための、科学技術を論じることを通じ“伝える力を身に付ける”論文コンクールで、今回で21回目となります。評価のポイントは、独創性や将来性、論理性をもとに総合的に評価します。表彰として最優秀賞「文部科学大臣賞」、「優秀賞」、「特別賞」が贈られます。受賞者には日刊工業新聞や入賞論文集に論文掲載等の特典があります。
【日刊工業新聞社について】
1915 年(大正4年)、日刊工業新聞の前身「鉄世界」で創刊。それ以来「モノづくり」に特化したオンリーワンのメディアとして、ビジネスに役立つ情報発信に努めてきました。2015年11月には創刊100周年を迎え、現在、全国44ヶ所の取材ネットワークを駆使し、上場企業だけではなく中小企業の動向にも目を光らせ、最新かつ信頼性の高い情報を収集しています。産業紙のジャンルを切り拓いたパイオニアであると同時に、幾多の変遷を経て、産業の総合情報機関として確固たる地歩を占めています。新聞を中核に、出版、電子メディア、イベント、教育などのあらゆる事業を通じて、ビジネスに役立つ情報を発信しています。
代表取締役社長:井水治博、本社:東京都中央区。
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