トヨタ子会社の米TRI、自動運転プラットフォームのデモ映像公開

高度運転支援の「ガーディアン」と自動運転の「ショーファー」

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プラットフォーム2.1は運転席だけでなく、助手席にもハンドル、ブレーキ、アクセルを搭載する「デュアルコックピット」構成(TRIの公開動画から)
**新型レーダースキャナーも採用
 トヨタ自動車の人工知能(AI)開発子会社である米トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)は27日、開発中の自動運転プラットフォーム「プラットフォーム2.1」について映像を公開した。高度運転支援の「ガーディアン」と、完全自動運転の「ショーファー」の2種類あり、一般道ではないコースで合計4つのシナリオで走行デモの様子を紹介している。

 まず、SAE(米自動車技術会)レベル4/5の完全自動運転を目的としたショーファー(お抱え運転手の意味)では、前を走るピックアップトラックから乾草の梱(こり)が突然落下し、道路にランダムに転がったのを車両が自動的に回避して安全に走行。また、別の車と道路を並走していて前に車が停車している場合、並走車をセンサーで認識し、自動的に速度を落として並走車を先に行かせた後、車線変更して停止車両を追い抜いていく。

 一方、運転者がいるガーディアン(守護天使の意味)では、センサーが運転者の目をモニターし、気が散っていないか眠っていないかを常時確認。カーブに差し掛かったところで運転者が居眠りしてしまった場合、運転支援システムが割り込み、運転者に警報を鳴らすとともに、道路から外れないようステアリングを自動操作する。最後は、運転者から見えない道路前方に障害物がある場合。前を走る車がそれを避けようと急ハンドルを切ると、前方車両に追随して自動ハンドル操作を行い、障害物を安全に避ける動作を取る。

 プラットフォーム2.1では、屋根に取り付けて周囲の状況をリアルタイムに把握する光レーダースキャナー(ライダー)にも新型を採用。スタートアップの米ルミナー(Luminar)製で、これまでのライダーに比べ、測定できる距離が長く測定点の密度も高いため、立体的な物体の位置をより正確に把握できるという。

http://www.tri.global/toyota-research-institute-releases-video-guardian-and-chauffeur

2017年9月28日付日刊工業新聞【電子版】

COMMENT

藤元正
モノづくり日本会議実行委員会

うまく障害をよけたりしているが、いったいどれくらいのスピードが出ているんだろうか。

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