今日のリケジョNo.098

三菱化学株式会社

小林 由季さん

(日刊工業新聞社2015年03月23日掲載)
小林 由季さん

 

三菱化学株式会社の小林 由季さん

「最終目標は自分が開発した材料を商品として世に出すこと。今は海外の顧客とやりとりしながら、試作品の改良を重ねています」。三菱化学の小林由季さん(30)は、機能性コーティング材料の研究に取り組む毎日だ。顧客に寄り添うような真摯(しんし)な姿勢が印象的だ。入社後の配属は筑波事業所(茨城県牛久市)だったが、2012年の結婚を機に四日市事業所(三重県四日市市)に移り、近く出産を控えている。「結婚、出産を経て、生き生きと仕事をしている先輩がいて心強い環境です」とほほ笑む。

目標に向かってマイペース

三菱化学株式会社 製造技術本部 製造技術統括部 製造技術1部成形技術1グループ 鈴木智子さん

子どもの頃から理数系科目が得意で、自分でも理系分野に向いていると思っていました。化学の道に進むきっかけの一つに、2001年の野依良治さんのノーベル化学賞受賞があります。自分の研究活動を通じて世の中に貢献できたら、素晴らしいことですよね。
 私、バックグラウンドが広いんです(笑)。奈良工業高等専門学校を経て、編入した大阪大学基礎工学部化学応用科学科では、卒業研究に光触媒を選びました。奈良先端科学技術大学院大学に進んでからは、半導体ナノ結晶の光学特性がテーマでした。奈良先端大で指導いただいた先生は、とてもアイデアマン。研究結果の善しあしにかかわらず、その結果を次にどう生かせばいいかを考える人で、大いに刺激を受けました。
 三菱化学を就職先に選んだのは、総合化学メーカーなら、バックグラウンドの広い自分を生かせるフィールドがあると思ったからです。研究の過程で何度も失敗して結果が出ず、つらい時もありますが、現在取り組んでいる材料が試作品にこぎ着けたときはうれしかったですね。
 自分ではマイペースな性格だと思います。そのせいか、周りをあまり気にせず、研究に集中できたのかもしれません。趣味は旅行とお菓子作り。最近は島根県に出雲大社の観光と、おいしいカニを食べに行きました。

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