株式会社酉島製作所

田保 優子さん

リケジョ小町No.89

大型ポンプ設計

 酉島製作所の田保優子さん(31)は新卒の女性技術職第1号として入社し、11年目。当初から大型ポンプ設計の担当部署に配属され、経験を積んできた。仕事が速くて正確と周囲からの信頼も厚く、新技術を取り入れたポンプなど難易度の高い製品の設計を任されている。幼稚園の年長と年少の子どもを育てながらの時短勤務で、「時間をうまく使うのは大変」としながらも顧客ニーズに適したポンプを設計できるようにするため日帰り出張もいとわない。

図面を見るのが好き

「小学生の頃から算数や理科が得意でした。図面を見るのが好きで中学時代は建築家を志向。高等専門学校に通っていた兄がポンプなどの製図をしているのを見ているうちに、私も同じ新居浜工業高専に進みました。就職する時は女性の技術職の求人が少なく、事務職に応募しかけましたが、技術職を募集していた酉島製作所に入社しました」

「大型ポンプ設計の業務では、大きいもので10点ほどある部品の生産用図面の製作を指示。組み立てや試験の時には生産現場に行きますが、一番緊張するのは組み立ての時。昔失敗したこともあり、うまくいくとホッとします。ポンプは一品受注で設置状況に合わせて寸法や運転条件が厳しいですが、一から計画するのは楽しいです。高専で流体力学を勉強し、うずまきポンプの設計をして手書きで製図した経験や学んだことを今の仕事に生かせています」

仕事、育児でストレス発散

「子どもを育てながら時間をやりくりしています。出張は設計の仕事に生かせるので行けるところには行きます。会社には子どもが小学校を卒業するまで1時間単位で有給休暇が取得できる子育て支援制度があり、周囲の理解も得られています。仕事のストレスは子どもと遊んで発散し、子育てのイライラは仕事で忘れられます」

「今後は40代に向けてもっと経験を積み、力を蓄えていきたいです。後輩の指導にも力を入れていきます」

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