アステラス製薬株式会社

杉山 梓さん

リケジョ小町No.81

統合失調症治療薬の研究

「がむしゃらに研究に向き合って、“運”をつかみたいです」。アステラス製薬のつくば研究センター(茨城県つくば市)で統合失調症治療薬の研究を手がける杉山梓さん(29)は、笑顔でこう話す。成功確率が約3万分の1と言われる創薬の世界では、医学や科学への深い理解とともに、偶然の発見も重要となる。厳しい仕事だが、「人間関係や職場環境は、ものすごく快適。本当に研究のことだけを心配していればいい」。良き仲間と共に探求の日々を送る。

多くの人を助けるには良い薬をつくること

「東京理科大学大学院薬学研究科博士後期課程を修了し、2015年に入社しました。薬学部へ進んだのは、高校生の時に、多くの人を助ける手段は良い薬をつくることだと考えたからです。大学では、人の脳神経に焦点を当てた研究をしていました。脳の疾患が精神疾患につながりうる点に興味を持ち、休日も脳研究に関する市民公開講座に行くなどしていました。こうした興味が今、仕事につながっています」

「アステラス製薬に就職したのは、「DISC」と呼ぶ選考方法が非常に面白いと感じたことがきっかけ。採用試験では、普通は面接や筆記で選ぶと思いますが、1週間、社員の皆さんと過ごすというものでした。その中で、自分が成長できる場所だ、親切な方が多い、と感じたんです。現在もその印象のままで働いています」

止まっていたくないタイプ

「私は基礎研究を担当しており、今後は自分の提案した創薬標的の化合物が臨床試験入りすることが目標です。10年たったらできるかもしれませんが、今は、どういう情報が創薬提案に必要なのかをもっと学ばなくてはならないですね。技術は進歩し標的も絞られてきているので、早くできる可能性はあると思います」

「体を動かすことが好きで、休日はジムに行き筋トレをします。会社では、タックルに代わり体に触れるタッチラグビーの部活に入っています。あまり止まっていたくないタイプなんです」

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