鹿島、シンガポール国立大学の新校舎で「ZEB」実現へ

 鹿島はシンガポールで、建物における消費エネルギー量が収支ゼロとなる「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」を建設する。シンガポール国立大学・デザイン環境学部の新校舎の建築工事を受注したもので、ZEB実現に取り組む。シンガポールで建物単体によるZEBは同校舎が初めて。鹿島が持つ省エネやエネ管理、再生可能エネなどの技術を投入し、2018年8月の完成を目指す。

 鹿島のアジア地域を統括する現地法人、カジマ・オーバーシーズ・アジア(KOA)が16年10月、シンガポール国立大学・デザイン環境学部の新校舎の新築工事を受注。現在工事を行っている。新校舎は地上6階建てで、延べ床面積1万2270平方メートル。

 鹿島技術研究所のシンガポールオフィスが、ZEBに関する技術コンサルティングを手がける。省エネ技術などで大幅に消費エネ量を低減し、太陽光発電を組み合わせてZEB達成を目指す。

 新校舎の工事受注では、鹿島の省エネ関連技術や、シンガポールオフィスの参画などが評価された。鹿島技術研究所はシンガポール国立大学と以前から、屋上緑化など環境・エネ分野で共同研究を進めてきた。

日刊工業新聞2017年8月3日

日刊工業新聞 記者

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08月07日
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日本国内では大手ゼネコンを中心に、ZEBを実現する建物の建設に乗り出している。鹿島は16年に自社ビルのKTビル(東京都港区)で、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の16年度基準に対し、54%省エネし、「ZEB Ready」を達成している。
(日刊工業新聞第二産業部・村山茂樹)

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