しまむら、西日本への出店攻勢の布石か

大阪に新物流拠点

 しまむらは大阪府に大規模な物流センターを開設する方向で検討に入った。2―3年後の開設に向けて、大阪市内の大阪港周辺を軸に用地を選定中。建物面積約2万平方メートル以上の大規模センターとし、近畿地区の中核拠点とする。センターの新設を機に手薄の西日本地域でも出店攻勢をかける。

 同社の店舗は主力の「しまむら」と姉妹ブランドを加え、全国に2000店超ある。このうち近畿地区は約220店舗。近畿での積極的な出店も含め、3000店体制を視野に物流体制の整備を急ぐ。

 新設を予定している大阪の物流センターは、建物面積約2万平方メートルの埼玉県東松山市の拠点と同規模とする予定。将来、東松山市のセンターと新設する大阪のセンターで東西2基幹センター体制とする。

 近畿地区への配送は神戸市西区の商品センターを軸に対応してきた。ただ、店舗数の増加で処理能力が限界にきている。新センター設置後も、神戸市のセンターは継続使用する。

 しまむらはこれまで、地方都市の郊外などを中心に出店してきてきた。最近では東京都内や大阪市内などの大都市への出店にも力を入れている。2019年2月期は10年ぶりに年間100店出店を再開する計画だ。

日刊工業新聞2017/年月24日

森谷 信雄

森谷 信雄
07月29日
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しまむらのビジネスモデルを支えているのは物流とシステム。なかでも中国で流通加工や検品などを実施し国内の主要センターに直接運ぶ〝直流〟方式で、店舗負担を軽減したり、センターでの負担を軽減したりしている。新設のセンターは今後、目指す3000店体制を支える意味で役割は大きい。

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