痒い所に手が届く、中小企業向けの安価で手軽なIoTシステム

オージス総研、中規模の食品工場で実証実験を開始

 オージス総研(大阪市西区)は、スター精密と協業し、安価で手軽にIoT(モノのインターネット)を工場に導入できるシステムを開発し実証実験を開始した。工場機器の振動データを収集し、クラウドに蓄積。データを可視化・分析して、機器の故障予知などに役立てる。中小企業が導入しやすい安価なIoTシステムとして、早期の事業化を目指す。

 実証実験は中規模の食品工場で実施している。振動を電気エネルギーに変換するスター精密製の「小型振動発電ユニット」を生産設備に設置。センサーが収集したデータを無線通信で中継器に転送。そこから閉域網を使った専用線により、クラウド上に蓄積する。

 センサーや中継器などの機器は、安価で容易に手に入るものを使用したので、導入コストを抑えられる。加えてIoT機器の設置、データ収集・蓄積・分析をオージス総研が一貫してサポートすることで、顧客の負担軽減にもつなげる。
 IoT実証実験プラットフォームのイメージ(オージス総研)

日刊工業新聞2017年7月12日

八子 知礼

八子 知礼
07月13日
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 メカ系の生産設備が多数存在する中小規模の部品製造業などを想定した、振動検知による故障予知などをワンパッケージ化したもの。閉域網でクラウド接続するなど痒い所に手が届くパッケージになっているところが、セキュリティ問題を理由に工場現場からデータを出したがらない企業にとっては1つ安心して導入検討できるポイントだろう。

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