ゴーン氏がたびたび工場を訪れる理由。“三菱自会長”「フル稼働宣言」

初めて水島製作所を視察。「時間はかかるが、年産40万台目指す」

 三菱自動車のカルロス・ゴーン会長(日産自動車会長)は28日、会長就任後に初めて岡山県倉敷市の水島製作所を視察した。現地で報道陣の取材に応じたゴーン会長は「時間はかかるが水島製作所をフル稼働させ、年間生産台数40万台を目指す」と語った。

 ゴーン会長は同製作所の2本柱として、軽自動車(三菱自の「ek」シリーズと日産の「デイズ」シリーズ)と、12月末に岡崎製作所(愛知県岡崎市)から生産移管する小型スポーツ多目的車(SUV)「RVR」を挙げた。

 「三菱自と日産の軽自動車の市場占有率は合計12%。2017年に水島製作所は20万台の自動車を生産するが、生産能力は40万台近くある。商品ラインアップや開発力で改善の余地がある」(ゴーン会長)とした。また「周辺サプライヤーとの取引高は17―19年で今より60%高まる」(同)と同製作所周辺地域との関係にも言及し、「水島製作所は今後数年間に渡り成長していく」(同)と強調した。

日刊工業新聞2017年6年29月

池田 勝敏

池田 勝敏
06月29日
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ゴーン氏は危機に見舞われた工場をたびたび視察して現場を鼓舞している。東日本大震災直後のいわき工場視察の時は現場の士気を相当高めたと聞く。今回の水島視察も、燃費不正問題が直撃した工場だけに、「フル稼働にする」というメッセージは現場や周辺サプライヤーにとって大きな意味を持つのではないか。

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