「ロードスター」のルーフを供給するドイツ企業の“日本愛”

日本法人の新社長は初の外国人

 マツダ「ロードスター」の金属製屋根をはじめ、自動車のルーフシステムを手がける独ベバストの日本法人。「グループでも日本法人の実力は評価されている。海外とネゴする力をもっと高めて他国をリードする存在にならないと」。初の外国人社長として真のグローバル化を目指す。

 日本企業での勤務経験もあり職歴は豊富。ベバスト入社後は顧客対応を担当。コミュニケーションを重視する姿勢が評価され社長に就いた。

 就任後のあいさつでは、社員同士が尊重しあって人材を確保し定着させることの重要さや、業務上のリスクをあらかじめ認識して対応することの重要さを訴えたという。

 大学卒業後、海外での就職を支援するアイルランド政府のプログラムに応じて来日した。「バブル経済下、日本が最強と思われていた時代。大チャンスだと思った」。奥さんは日本人で本人も日本語に堪能だが「四季の感覚などわからないことはまだ多い」。謙虚な人柄をうかがわせる。
ブルース・ピアス氏

(広島・清水信彦)

【略歴】ブルース・ピアス 88年アイルランド・コーク工科大卒、バネメーカー勤務などを経て04年ハーマンインターナショナル入社、11年ハーマンインターナショナルジャパン入社。14年ベバストジャパン入社、15年執行役員。アイルランド出身、50歳。17年4月1日就任。(広島県東広島市)

日刊工業新聞2017年4月26日

明 豊

明 豊
05月06日
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ベバストは世界で1千万台を超えるサンルーフを生産する大手。日本法人はアジア地域の統括会社としての役割も担う。各種サンルーフ、オープンカー用コンバーティブルルーフ、車載用燃焼式ヒーターなど供給している。マツダのほか日産、スバルを中心に国内自動車メーカーに納品している。

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