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科学技術の「美」を見れる、撮れる人たち

最優秀はISSから撮影された日の出の光
科学技術の「美」を見れる、撮れる人たち

ISSから撮影された日の出の光(JAXA/NASA提供)

 科学技術団体連合(東京都文京区)は第11回「科学技術の『美』パネル展」の最優秀賞に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の油井亀美也宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)から撮影した「ISSから撮影された日の出の光」を選んだ。ISSは1日に16回日の出と日の入りが繰り返される。

 同展示会は「美」を通して科学の振興をはかる。優秀賞には日本原子力研究開発機構が幌延深地層研究センターで撮影した「地下350メートルから地上を見上げた立坑」や名古屋大学理学研究科の「めしべを丸ごと透明化」など9作品が選ばれた。文部科学省情報ひろばラウンジ(東京都千代田区)で展示しておりその後全国を巡る予定。
                    

                 

日刊工業新聞2017年4月25日
小寺貴之
小寺貴之 Kodera Takayuki 編集局科学技術部 記者
人間が造り出した建造物も、自然の創り出した構造も綺麗だと思ってしまいます。ISSも立坑もめしべも、この画を見るには大変な努力が必要でした。この1枚の写真に惹かれて、科学技術の道に踏み入れるだけの美しさがあると思います。同じ目線に立ちたいですね。

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