ニキビの原因は「アクネ菌」だけじゃなかった!日本メナード化粧品の新知見

肌ケア商品、今夏刷新

 日本メナード化粧品(名古屋市中区、野々川純一社長)は、肌荒れやニキビを手入れする商品を2009年以来8年ぶりに刷新する。肌荒れとニキビの炎症に関わる、新たな要素を突き止めた。肌荒れは皮膚の細胞に存在するたんぱく質「NHE1」が影響。また、ニキビの炎症は「マラセチア」という菌が関わっていた。これらの知見を、医薬部外品の素肌ケア用ローションに応用し、今夏商品化する。

 NHE1は、細胞の内外のイオンを運ぶたんぱく質。日本メナード化粧品は今回、NHE1が肌荒れの発生に関わる角質や、細胞の脂質の量に影響することを発見。また、オウバク、ハナハッカ、ジオウの三つの植物の成分が、NHE1の数を増やしたり、活性化したりすることも突き止めた。

 一方のマラセチアは、皮膚の表面に存在する菌。ニキビの原因はこれまで「アクネ菌」とされていた。日本メナードはニキビの内部に、アクネ菌だけでなくマラセチアも存在することを確認。それぞれの量の割合は30対1。菌一つ当たりの、炎症の原因となる酵素を作り出す力は、マラセチアがアクネ菌の180倍であることも分かったという。

 さらに、これらの菌の増殖を抑える物質として、温泉に含まれるカリミョウバンと硫酸亜鉛、炭酸水素ナトリウムの三つのミネラルに効果が認められた。

 同社は、この二つの研究成果を生かし、肌荒れに対する三つの植物の成分と、ニキビに対する三つのミネラルを、素肌ケア用ローションに配合する。老若男女を問わない、幅広い使用を提案し、差別化する。

日刊工業新聞2017年4月26日

昆 梓紗

昆 梓紗
04月26日
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思春期に起こりやすい肌荒れやニキビ。多感な時期の外見の悩みは心の落ち込みにもつながるので、ぜひ研究が進んでほしいと思います。

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