ペプシとカップヌードルは最強コンビ!?サントリーと日清が共同配送

6月から帯広で。季節での売れ筋の違い生かす

 サントリーホールディングスと日清食品(東京都新宿区、安藤徳隆社長)は、北海道・帯広エリアへの商品の共同配送を6月中旬に始める。ウイスキーや清涼飲料などサントリーの重量物を積載したトラックの空間スペースに、即席めんなど日清食品の軽量商品を混載し、一緒に運ぶことで積載効率アップと二酸化炭素(CO2)排出量削減につなげる。状況を見て、取り組み拡大も検討する。

 帯広地区の小売店・卸店への商品輸送はサントリーは千歳、日清は恵庭の物流倉庫から別々に行っていた。サントリーの倉庫で積載したトラックが日清の倉庫に立ち寄り、共同配送にすることでCO2の合計排出量を年間で約50トン、25%削減できるとしている。

 飲料の売れる時期は主に夏場、即席めんが多く売れるのは冬場でピーク時期が異なることも、共同配送の実現を後押しした。北海道ではサントリービールを含むビール4社が共同配送の計画を進めているが、販売ピークが重なる問題点もある。年末時期はギフト需要で酒類や飲料の販売数量も増えるが、交通整理については「状況を見て判断したい」(サントリー)考えだ。

 食品業界ではこれ以外でも、味の素やカゴメ、日清フーズ(東京都千代田区)など6社の共同配送取り組みがスタートしている。トラックドライバーの人手不足などの運賃高騰が共同配送化を後押ししている。

日刊工業新聞2017年4月21日

森谷 信雄

森谷 信雄
04月27日
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共同物流も業種業態を超えて取り組みを行っていくことを考える局面。季節需要の格差を埋めるマッチングや、往復の積載量の差など、組み合わせはいろいろある。今回のサントリーホールディングスと日清食品が分野を超えたマッチングの好例になりそうだ。

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