ペンス米副大統領、日本の経済トップを前に語ったこと

日米の連携、一層深める

 来日中のペンス米副大統領は19日、経団連の榊原定征会長、トヨタ自動車の豊田章男社長ら日本の経済界トップと懇談した。米国経済への貢献を訴えた日本側にペンス氏は理解を示す一方、投資や雇用拡大へ一層の協力を求めたという。懇談後、榊原会長は記者団に「ペンス副大統領は日本の貢献を高く評価しさまざまな支援をしていきたいと話した」と明かした。

 会談には、日本側から三菱重工業の宮永俊一社長、三井物産の飯島彰己会長、BTジャパンの吉田晴乃社長を含めた5人、米国からは在日米国商工会議所メンバーらが出席。人選は米国側が行った。懇談は予定時間を超過し50分近くに及んだ。豊田社長は米国における事業拡大計画を紹介したが、ペンス氏から要請など具体的な言及はなかったもようだ。

 18日に行われた麻生太郎副総理兼財務相とペンス氏による日米経済対話の初会合は貿易・投資ルールなど3分野で具体的な成果を目指す方針で合意した。今回の経済界との懇談は、両国の利益につながる協力関係を民間レベルでも深めていくことを確認した形だ。

 一方、ペンス氏が二国間FTA(自由貿易協定)に意欲を示していることについて問われた榊原会長は「どういう形になるか見守っていきたい」と述べるにとどめた。

日刊工業新聞2017年4月20日

神崎 明子

神崎 明子
04月20日
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随行者や事務方を同席させず、ごく少人数、非公開の形で行われた今回の懇談会。経団連の榊原会長によると「和やかな雰囲気の中で話が盛り上がった」とのことです。為替問題や貿易不均衡をめぐり、トランプ政権は今後、日本への圧力を強めてくる可能性があるものの、両国は貿易・投資面で密接不可分なパートナーであることを再確認した懇談となったようです。

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